2012年第3四半期のミュンヘン再保険の業績

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2012.11.07 | プレスリリース

第 3 四半期業績(概要)

ミュンヘン再保険、2012 年の利益予想を約30 億ユーロに上方修正

ミュンヘン再保険は、2012 年の連結業績を以前の予想から上方修正する予定。2012 年1~9 月までの利益が27 億ユーロ(前年同期は8,000 万ユーロ)だったことを受け、ハリケーン「サンディ」ほか、潜在的な大規模損失事象による負担が現在の予想レンジに留まることを前提として、通年での連結利益を約30 億ユーロと予測。

2012 年第3 四半期は、11 億3,600 万ユーロの連結利益を計上しました(前年同期:2 億9,000 万ユーロ)。これは、引受業績が引き続き好調だったことに加え、投資収益が高かったことによるものです。

CFO のイェルク・シュナイダーは、1~9 月までの業績について、「第1~3 四半期の業績は、非常に満足の行くもの。ハリケーン「サンディ」はあったものの、通年では約30 億ユーロの利益を実現できると、非常に楽観的に考えている」と述べています。当社は年初に、2012 年の利益を約25 億ユーロと予想していましたが、8 月に上半期の業績を発表した際に、この数字をやや上回る見通しがあることを示唆しています。シュナイダーは続けて、「この厳しいマクロ経済的環境の中で、前向きなリスク管理、慎重な投資方針、利益志向の引受アプローチが特に奏効した。」

「2012 年1~9 月までは、巨大自然災害による保険金支払額は非常に低かったが、その後第4 四半期に、極めて巨大なハリケーン「サンディ」という深刻な巨大自然災害が発生した。このハリケーンは、多くの人的被害だけでなく、未だに数値が定まらないほどの、多大な保険損失を引き起こした。個別損失の件数の多さと暴風雨の範囲があまりにも広いことから、損失を見積もることが非常に難しくなっている。かなりの不確実性を伴う試算に基づき、当社の損失負担額は、数億ユーロに上ると予想している」と説明しています。

1~9 月までの業績結果概要

当グループは 1~9 月の期間で、37 億3,800 万ユーロ(4 億200 万)の営業成績を計上しました。第3四半期の営業成績は14 億3,400 万ユーロでした。株主資本は2011 年末から16.4%増の271 億ユーロになりました。年率換算でのRORAC(リスク調整後の収益率)は14.9%、RoE(自己資本利益率)は 14.5%となりました。グロスの保険料は5.3%増の391 億ユーロ(372 億)、うち132 億ユーロが第3四半期のものです。為替レートの変動を除くと、第1~3 四半期の保険料額は、前年比0.6%増でした。

元受保険事業:1~9 月までの営業成績は3 億3,300 万ユーロ

元受保険事業部門である ERGO Insurance Group の第1~3 四半期の営業成績は、8.2%増の6 億 7,000 万ユーロ(6 億1,900 万)でした。うち、1 億2,000 万ユーロが第3 四半期分です。1~9 月までの連結営業成績は3 億3,300 万ユーロ(2 億2,300 万)で、うち第3 四半期分は3,800 万ユーロでした。ERGO の利益は3 億2,100 万ユーロ(2 億6,000 万)と前年を大きく上回りましたが、うち、6,600 万ユーロは7~9 月に発生したものです。

1~9 月までに、全部門の総保険料収入は139 億ユーロ(144 億)と3.6%増加しましたが、うち第3 四半期分が44 億ユーロ(46 億)です。第1~3 四半期のグロスの保険料は129 億ユーロ(132 億)に減少しました。

ERGO Insurance Group のCEO、トルステン・オレツキーは「この非常に厳しい市場環境において、第3 四半期の業績には満足している。国際事業部門の業績が大幅に改善したことは、特に喜ばしい」と述べています。



再保険事業:1~9 月の利益は23 億ユーロ

営業成績は 29 億900 万ユーロ(前年同期:3 億6,800 万の赤字)となり、うち第3 四半期分は12 億700 万ユーロ(6 億6,500 万)でした。全体では、当グループの連結営業成績のうち、再保険部門の営業成績は約23 億2,900 万ユーロ(前年同期:1 億6,800 万の赤字)に上り、うち第3 四半期分は10 億3,600 万ユーロ(3 億800 万)でした。

1~9 月までの保険料収入は前年比で8.1%増と堅調な伸びを見せ、212 億ユーロ(196 億)となりましたが、うち第3 四半期分は75 億ユーロ(65 億)でした。為替レートの変動を除くと、同期間の保険料額は前年比0.7%増でした。生命保険部門のグロスの保険料は、15.3%増の82 億ユーロ(71 億)でした。ここ数年間、主にキャピタルリリーフを目的として締結された大量の再保険契約が、引き続きこの好ましい傾向に寄与しました。損害保険再保険では、巨大自然災害補償の料率の引き上げと、農業再保険の新規事業による保険料収入の増加が、特にプラスの影響を及ぼしました。保険料は全体で、4.1%増の130 億ユーロ(125 億)となりました。

上半期同様、第 3 四半期も大規模損害が平均を下回り、大規模損害による保険金支払いは1~9 月で10 億5,400 万ユーロ(再々保険金回収後、税引き前)(39 億3,300 万)、第3 四半期では3 億3,700 万ユーロ(2 億9,100 万)となりました。米国では引き続き、大規模農業地域における長引く干ばつで農作物の不作による損失に対する保険金支払いが約1 億6,000 万ユーロ(再々保険金回収後、税引き前)と想定しており、予想支払い保険金に対し、既に第2 四半期に備金を計上しています。

再保険部門 CEO のトルステン・イェヴォレックは、2013 年1 月1 日の再保険契約の更改を見据え、「現在、再保険市場にはまだ十分な対応能力がある。当社では、来るべき更改では、大半の市場において価格および条件は少なくとも安定を続けると予想している。特に、価格設定には金利水準の低さを考慮する必要がある」と述べています。当社では、現在の資本市場環境により、今後、損害保険部門を中心に、ロングテール型の事業では価格が上昇する可能性があると考えています。イェヴォレックはさらに、「ハリケーン『サンディ』により、米国の損害保険事業と、ノンプロポーショナル巨大自然災害カバーの価格が更に上昇するとも予想される」と述べています。

Munich Health(医療保険事業):1~9 月の利益は6,400 万ユーロ

Munich Health の1~9 月までの営業成績は20.2%増の1 億3,100 万ユーロ(1 億900 万)、うち第3四半期分は9,600 万ユーロ(4,400 万)となりました。従って、Munich Health による当グループ全体の利益への貢献額は6,400 万ユーロ(1,700 万)、うち第3 四半期分は5,800 万ユーロとなっています。

投資:1~9 月までの運用益は63 億ユーロ

2012 年9 月30 日現在、投資総額は前年末より114 億ユーロ(5.6%)増加して2,131 億ユーロ、時価総額にして2,224 億ユーロ(2,071 億)となっています。これは一つには、第2 四半期および第3 四半期に金利水準が低下し、確定利付債券の時価が増えたことによるものです。

2012 年1~9 月において、当グループの投資運用益は、前年比30.2%増の63 億ユーロ(48 億)と、大幅に増加しました。うち、ユニットリンク生命保険での収益が4 億5,100 万ユーロと、大きな割合を占めています。これは年換算利回りで3.9%に相当します。

CFO(最高財務責任者)のイェルク・シュナイダーは、「当社では、投資ポートフォリオの適切な構成によって危機シナリオからの防衛を図っている。今後も、バランスの取れた投資戦略を続ける予定」と述べています。当グループは第3 四半期に、新興国の国債、英国のカバードボンド、社債への投資により分散を強化しました。また、株式、再生可能エネルギー施設やインフラへの投資も拡大しています。シュナイダーは、これまで比較的長いデュレーションで正しいポジションを取ってきたことを強調し、「これにより、現在の低金利環境におけるマイナスの影響を少なくとも一部は緩和できた」と述べています。

2012 年通期の見通し:約30 億ユーロの利益を予想

当グループでは、為替レートが安定していることから、現時点では、2012 年度のグロスの再保険料を約520 億ユーロと予想しています。再保険分野の総保険料収入は約280 億ユーロ、元受保険では170億ユーロ強と予想しています。元受保険の保険料収入(ユニットリンク保険および資本化商品の積立保険料を含む)は、185 億ユーロ強になると思われます。Munich Health のグロスの再保険料は65 億ユーロを大きく上回る見通しです。

損害保険再保険では、市場と金利サイクル全体を勘案して、コンバインド・レシオの目標を正味既経過保険料の約96%としています。1~9 月には、大規模損失による支払いが少なかったため、この水準をかなり下回りました。第4 四半期には、以前の事故年度用の備金を削減できる可能性があります。このため、ハリケーン「サンディ」による支払いにも関わらず、 2012 年通期のコンバインド・レシオは96%を優に下回ると予想しています。

損害元受保険のコンバインド・レシオは、97%強と予想しています。

当社では、今後 2012 年12 月末までの間に資本市場金利の急騰はないと予想しており、投資リターンは3.5%強になる見通しです。

2012 年の再保険の連結業績は、27 億ユーロ程度になると思われます。当社では引き続き、元受保険部門の連結業績を4 億5,000 万ユーロ、ERGO Group では4 億ユーロを目指していますが、営業再編プログラムに伴い2012 年第4 四半期に計上される可能性のある再編費用については、まだ考慮していません。Munich Health の連結業績については5,000 万ユーロ強と予想しています。

第 1~3 四半期の喜ばしい利益を踏まえ、当社(グループ)の年間営業成績は、以前の予想をやや上回ると思われます。CFO のシュナイダーは、「年初には、2012 年通年の利益が25 億ユーロ程度になると予想していたが、現時点では収益予測について、グループ全体で約30 億ユーロと、かなり楽観視している」と述べ、年度末までにはまだ2 ヵ月あるため、2012 年度の配当について明確な発表をするには早すぎると断った上で、「年次業績が好調で、全体的な状況が許すのであれば、前年度の6.25 ユーロを上回る配当を支払う予定。その場合でも、当社の資本は、利益をもたらす成長機会をいつでも活かすことができる、十分堅固なものであることには変わりない」と断言しています。

従来どおり、上記の見通しは今後年末までの実際の保険金の推移や、為替・資本市場の重大な動きが損益に及ぼす影響によって変わることがあります。


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This press release contains forward-looking statements that are based on current assumptions and forecasts of the management of Munich Re. Known and unknown risks, uncertainties and other factors could lead to material differences between the forward-looking statements given here and the actual development, in particular the results, financial situation and performance of our Company. The Company assumes no liability to update these forward-looking statements or to conform them to future events or developments.

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