「コスタ・コンコルディア」の座礁事故によるミュンヘン再保険の保険金支払い

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2012.01.18 | ニュース

豪華客船事故による当社の保険金支払いは数千万ユーロの見通し

豪華客船「コスタ・コンコルディア」の座礁事故によるミュンヘン再保険の保険金支払いは、数千万ユーロになる見込み。だた船体の損傷以外に、(乗員、船員に対する)賠償責任、損傷船体の撤去費用、燃料流出による環境汚染賠償責任などへの補償が膨らむ恐れから、現段階で正確な損害額を算出することはできない。

コスタ・コンコルディアは1月13日、イタリア・ジリオ島周辺で座礁。※11月18日時点の死者は11人、行方不明者は20人以上となっている。事故原因についての調査は続いている。※2最終的な保険損害額についてはまだ明らかになっていない。船体の損傷以外に、乗客・船員の死亡や傷病、手荷物損害などへの補償が見込まれる。座礁船体の引き揚げ方法や費用などについてはまだ明らかになっていない。燃料流出による環境汚染で賠償責任補償が発生する可能性もある。

海上保険部門GC/NA担当ヘッド、ディーター・ベルクによるコメント(2012年1月19日、抜粋)

「過去最大の船舶保険事故になる見通し。1989年に発生した米国最大の原油流出事故エクソン・ヴァルディーズ号による保険金支払いなどが超長期化したように、今回の事故では支払いは全損に達すると見ている。多くの保険会社は船舶保険における大規模損害リスクを過小評価し、リスクに見合った保険金額を設定していないため、船舶保険の保険金額を見直す時期に来ている。今回の事故が警鐘となるべきだ。客船の高度化に伴い資産価値が上昇していることを考えれば、なおさらのこと。にもかかわらず、ニッチとされている船舶保険部門とあって、保険金額の見直しは保険会社トップの検討課題となっていないようだ」

「過去に発生した事故で古い船舶が解体・廃棄されてきているため、世界の船舶は近年、新しくなりつつある。その結果、事故は減少したものの、船舶自体の資産価値が上がり、これに伴う修繕費や鉄鋼・人件費の高騰により、ひとたび事故が発生すれば損害はこれまでより大きくなる」

「今回の事故を受けて保険料が急騰するかどうかはわからない。(他の種目と比較して)船舶保険に充てる資本は少ない(にも関わらず大きなリスクを見合わない保険料で引き受けている)。だからキャパシティを十分にもたないことで市場に圧力をかけることも可能だ。船主も契約交渉においてはかなりのやり手なので」

1 1月30日付報道では死者17人、行方不明者15人
2 一部報道では7.5~10億ドルと試算

連絡先

このプレスリリースにつきましてご質問等がございましたら、ミュンヘン再保険会社 Munich Re Japan 広報担当までご連絡ください。
電話:03-5251-6871


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